10分で終わる自由研究・小学生(3年、4年、5年、6年)まとめ
小学生の夏休みといったら自由研究!
とはいえ、例年何を自由研究で取り組むか、子どもより親のほうが頭を悩ませますよね…。
そこで本記事では、10分で終わる自由研究を学年別(小学3年生、4年生、5年生、6年生)に分けてまとめてみました。
面倒に感じやすい自由研究が10分で終わるので、気軽にトライできるかと思います。
サクッと自由研究を終わらせて、夏休み楽しく過ごしましょう〜!
簡単かつ楽しい!小学生の自由研究の選び方
小学生が短時間で楽しめる、自由研究の選び方を紹介します。
選び方を知ることで、効率的に自由研究を終わらせることができますよ。
興味を引くテーマを選ぶ
自由研究は、子どもが興味のあること、好きなことをテーマに選びましょう。
親が「これをしなさい!」と言っても子どもの興味がでなかったら、自由研究はいつまでたっても終わりません。
表現豊かな子は絵を描くのでも良いですし、手先が器用な子は工作でも良いでしょう。
他の子と合わせるのではなく、子どもの興味や得意に合わせて選ぶのが最適です。
家にある材料を使う
自由研究では、家にある材料を使いましょう。
手軽かつ費用も抑えられるので、万が一失敗したとしても安心ですよね。
また、限られた材料を工夫して使うことで、子どもは創造力を発揮しやすくなります。
身の回りにあるもので自由研究の題材を考えるのがおすすめです。
短時間で結果が出るもの
自由研究を選ぶときは、短時間で結果が出るものにしましょう。
短時間で終わるほうが子どもの集中力を保ちやすく、達成感も得やすいです。
夏休み期間中毎日こつこつ継続する自由研究も学びになりますが、最後まで続けるのは難しいことも。
そのため、夏休みの自由研究では短時間で終わるテーマを選ぶことが最適です。
10分で終わる自由研究|小学3年生
小学3年生向けの簡単で楽しい自由研究を紹介します。
カラフルな氷の実験
カラフルな氷の実験は、色の変化を楽しめる簡単な実験です。
水と食用色素を使って、色のついた氷を作ります。
- 水
- 食用色素
- カップ
- 冷凍庫
食用色素は、スーパーマーケットではケーキ作りコーナーに置いてあります。
食用色素がない場合は、かき氷のシロップでも代用できますよ。
- カップに水を入れ、好きな色の食用色素を数滴加える
- カップを冷凍庫に入れて、氷が固まるまで待つ
- 凍った氷を取り出し、色の違いを観察する
色の組み合わせ実験
学校から持ち帰った絵の具を利用して、色の組み合わせ実験もおすすめです。
- 絵の具
- パレット
- 模造紙または画用紙
「赤+白=ピンク」など算数のように和で書き示していくと楽しいでしょう。
大人ならどんな色になるか予測はできますが、子どもには楽しい実験となること間違いなし!
- パレットに絵の具を準備する
- 紙に色を塗っていく
- 組み合わせはパレットでおこなう
- 2色、3色、4色など組み合わせ自由にOK
絵が好きな子も、得意でない子も色の実験なら楽しめますね。
風船の静電気実験
風船の静電気実験は、静電気の力を簡単に体験できる実験です。
- 風船
- ウールの洋服や髪の毛
この実験は、静電気の力を視覚的に楽しめるでしょう。
- 風船を髪の毛や洋服でこする
- 風船を頭に近づけると、髪の毛が立つ
- ウール素材の洋服を着用して風船をこすったら静電気の力でくっつく
いくつ風船がくっつくか試すのも楽しいですよ。
実験を通して、静電気の不思議な力を感じることができます。
不思議な写真の実験
カメラでの撮影にひと工夫して、不思議な写真を撮ってみましょう。
- カメラ
- ガラスの瓶
- ストッキング
- 色付きのビニール袋
- ペットボトル(輪切りにする)
- カメラのレンズ前に、ビン底やストッキング、ビニール袋をあててみる
- どのような見え方になるか確認
いつもとは違った写真が撮影できます。
ペットボトルなど筒状のものを使うのもおすすめです。
いろんなアイテムを使って、不思議な写真を撮影してみましょう。
マヨネーズを作る実験
卵と油でマヨネーズを作る簡単な実験です。
- 卵黄1個
- サラダ油100ml
- 塩小さじ1/2
- 酢大さじ1
- ボウル
- 泡だて器
混ぜると乳化が起こり、マヨネーズができる様子を観察します。
実験を通して、化学反応を楽しく学ぶことができますよ。
- ボウルに卵黄、塩、酢を入れて、泡だて器でよく混ぜる
- サラダ油を少しずつ加え、その都度よく混ぜ合わせる
マヨネーズが完成したら、家族みんなで美味しくいただきましょう!
10分で終わる自由研究|小学4年生
小学4年生向けの簡単で楽しい自由研究を紹介します。
浮く野菜・沈む野菜の実験
野菜によって、浮くものと沈むものがあります。
実験前にどんな野菜が浮くのか、沈むのか予想して実験すると楽しいですよ。
- 野菜
- ボウルまたは鍋
- 水
野菜の種類は多ければ多いほど楽しめます。
- 大きいボウルや鍋に水を準備
- それぞれ野菜を入れて実験する
浮いた野菜の共有点、浮くものと沈むものの違いは何かを考えると、より勉強になりますね。
ちなみに、地面の上で育つ野菜は水に浮き、地面の中で育つ野菜は沈みます。
そのため、かぼちゃは野菜の中でも重たいですが、地上で育つ野菜だから水に浮きますよ。
トマトの実験
野菜のなかでも、水に浮かぶトマトと沈むトマトがあります。
- いろいろなトマト
- ボウルまたは鍋
- 水
- 大きいボウルや鍋に水を準備
- トマトを入れて実験する
- 浮いたトマト、沈むトマトをわけてお皿等に入れる
浮いたトマトと沈んだトマトの違いは何か、色や味に違いはあるのかなどまとめると良いですね。
これって実は糖度が関係しているのです。糖度が高くなると密度も高まり、水に沈みます。
実験を通じて、ぜひ甘さの違いも感じてみてください。
紙飛行機の実験
いろいろな折り方で紙飛行機を作り、飛び方の実験をするのもおすすめです。
- 紙(折り紙または長方形の紙)
- 飛んだ距離を測るメジャー
折り方は3種類以上あると比較ができます。
- 紙飛行機をそれぞれ作る
- 風のない場所で飛ばし距離を測る
一番飛んだ紙飛行機の特徴をまとめてみましょう。
また、紙の種類(大きさ・厚さなど)によっても違いがでることも。
どのように飛び方が変わるのか検証すると、より楽しめますよ。
押し花作り
押し花は電子レンジを使えば、あっという間に作れます。
- 草花
- 段ボール
- キッチンペーパー
- 輪ゴム
- ダンボールの上にキッチンペーパーを敷く
- 草花を並べたら、さらに上からキッチンペーパーをかぶせる
- もう1枚のダンボールを重ねる
- 輪ゴムで全体を固定する
- 電子レンジ600wで50秒ほど加熱
- キッチンペーパーを外し、常温で草花を乾燥させる
ラミネートを使えば、押し花のしおりもできますよ。
押し花をきれいに保つためには、湿度と日光を避けることが大切なポイントです。
特に日光は変色の原因にもなるので、できれば直射日光の当たらないところに保管をするといいでしょう。
思い出の絵はがき作り
夏の思い出を絵はがきにするのもおすすめです。
写真を一枚だけ貼るのではなく、コラージュのようにすると思い出がぎゅっと入ります。
- はがき
- 写真(たくさんあったほうが楽しいです)
- はさみ
- のり
- シールやマスキングテープ
- ペン
- 絵はがきに使用する写真を決める
- 合わせてカットする(色々な形に切ると立体感がでます)
- はがきに貼っていく
- シールやマスキングテープでデコレーションする
写真と絵のコラージュもおすすめです。色鉛筆や絵の具を使うと、より素敵な1枚に仕上がります。
いくつか作成し絵はがきセットにすると、夏の思い出が記録として残りますね。
10分で終わる自由研究|小学5年生
小学5年生向けの簡単で楽しい自由研究を紹介します。
雲をつくる実験
簡単に雲ができる実験を紹介します。
- 空のペットボトル(ラベルを外した状態)
- エタノール消毒液
- ペットボトルにエタノール消毒液を少量入れる
- ふたを閉めて、思いきりペットボトルを潰す
- 力を緩めてペットボトルの中を観察する
- 白い雲が完成する
なぜ雲ができるのか、仕組みを調べてまとめると良いですね。
エタノールさえあればすぐに出来るのでおすすめの自由研究です。
不思議なボトル実験
水と油の性質を生かした、不思議なボトルを作るのも楽しいでしょう。
デコレーションもすれば、見ても楽しめるボトルのできあがり。
- ベビーオイル
- 水
- 食紅
- ボトル
- ラメ、シールなど
- ボトルの半分程度、ベビーオイルを入れる
- 別の容器に水と食紅を入れる
- ボトルに色のついた水を入れる
- ラメを入れる
- フタをしっかりと閉める
- シールでボトルをデコレーションする
小さいボトルを準備して、いくつか色違いで作るとかわいいですよ。
いろんなボトルを作ってみてくださいね。
磁石にくっつくものを探す実験
磁石にくっつくものを探す簡単な実験です。
家の中で磁石にくっつくものを見つけましょう。
- 磁石
- 材料(紙クリップ、アルミホイル、プラスチックのスプーン、木の棒、硬貨、ゴムバンドなど)
- 観察ノート
- ペン
この実験は、磁石の力を楽しみながら学べます。
- 磁石を用意し、いろいろな物に近づける
- くっついたものをリストに書く
さまざまな材料を準備して、くっついたものとくっつかないものを実験をしてみましょう。
「木やプラスチックはなぜくっつかないんだろう?」と実験を通して、磁石の性質を理解することができます。
10円玉の実験
いろいろな素材を使って、10円玉をぴかぴかにする実験です。
- 10円玉5枚
- 小皿
- 綿棒
- ティッシュペーパー
- 水
- 台所用洗剤
- 醤油、ソース、ケチャップ、酢、レモン果汁、ラー油など
- まずは台所用洗剤と水を含ませたティッシュペーパーで10円玉をこする
- 洗剤では10円玉はきれいにならないことを確認する
- 綿棒それぞれに液体をつけて、10円玉の上に垂らすように塗る
- 10分経過したらティッシュペーパーで拭き取って変化を確認
酸が含まれたものでこすると、10円玉をぴかぴかにする効果があります。
なぜ酸なのか、洗剤とは違うのかなどまとめると良いですね。
食品成分表を見るきっかけにもなりますよ。
逃げるアイシャドウの実験
水面のアイシャドウの粉が勝手に動いてしまう実験です。
- アイシャドウ
- 容器
- 水
- せっけん
- つまようじ
- 容器に水を入れ、多めにアイシャドウの粉を振りまく
- つまようじの先端にせっけんを塗る
- 水面の真ん中につまようじを入れる
- アイシャドウの粉が逃げるように離れる
表面張力を使った実験です。せっけんには表面張力を弱める働きがあるため、アイシャドウがまわりに動いていきます。
なぜ動き出すのか、つまようじにせっけんを塗る前と塗った後の違いを比較すると良いですね。
10分で終わる自由研究|小学6年生
小学6年生向けの簡単で楽しい自由研究を紹介します。
卵の浮遊実験
冷蔵庫に常備している食材のひとつ、卵でできる実験を紹介します。
- 卵
- 水
- 塩
- 透明なグラス
- 他にも食材や家にあるもの
- グラスに水を半分ほど注ぎ、卵を入れて沈む様子を観察する
- 水に塩を大さじ1杯加えて溶かし、再度卵を入れる
- どのくらい塩を入れて卵が浮くのかを観察
なぜ塩水で卵が浮くのかを考えていきましょう。
また、家の中にあるものを色々浮かしてみるのもおすすめです。
なかには浮かないものもあるので、見つけてみるのも楽しくていいですね。
火山のような噴火実験
化学の力で噴火を発生させる実験も面白いです。
- 小さな紙コップ
- 重曹
- 酢
- 食用色素(赤)
- お皿
- 紙コップに重曹を大さじ1入れる
- 食用色素を数滴加えて、火山の色をつける
- 酢を少量注ぎ、重曹と酢の化学反応で火山が噴火する様子を観察する
あっという間にぶくぶくと泡が出てきます。
火山っぽく見えるように食用色素を使いましたが、なくてもOKです!
泡がおさまったあとに、追加で重曹や酢を入れたらどうなるのかを観察するのもいいですね。
ぷよぷよ卵実験
卵をあるものに漬けておくと、ぷよぷよになるって知っていましたか?
- 卵
- 食酢1本(500ml)
- コップ(たまごが入る大きさのもの)
- ラップ
- 卵をよく洗い、コップの中に卵と酢を入れる(卵が浮く程度)
- ラップをして4〜5日置く
- 1日に1回は、卵をひっくり返す
- 4〜5日経ったら、卵をきれいに洗う
- たっぷり入れた水にしばらく漬けておくと、ぷよぷよ卵が完成
日数はかかりますが、作業時間は10分以下。
そして、ぷよぷよ卵が出来上がるので驚きです!
なぜこのように卵が変化するのか調べると良い勉強になりますよ。
しかし、ぷよぷよ卵は食べるためのものではないので、口に入れないように注意してくださいね。
10分で出来る料理レシピ作り
子どもも高学年になると、料理に興味ある子もいるかと思います。
子ども自身に、10分でできる料理を考案してもらうのも楽しいですよ。
あっと驚くレシピが完成するかもしれません!
- レシピに使う材料
- タイマー
- レシピを考案する
- 実際に調理をする
- タイマーで計測する
実際にやってみると10分って案外早いんだな、と感じることでしょう。
電子レンジを活用したり、カット野菜を取り入れたほうが時短だと考えることも。
効率かつ美味しいものを求めて、ハマる子も少なくないはず!
ペーパークロマトグラフィー実験
水性カラーのインクは、赤や青など1色でできているように見えますよね。
しかし、実はいろんな色が混ざってできているのです。
これが分かるのが、ペーパークロマトグラフィー実験です。
- 水性カラーペン
- キッチンペーパーまたはコーヒーフィルター
- プラスチックのコップ
- 水
ペーパークロマトグラフィーとは、紙(ろ紙)と液体を使って水に溶ける物質(もの)を分離する方法です。
紙の端を液体につけると、毛細管現象により液体が上に向かってしみこんでいきます。
液体がのぼっていく途中に水性インクがあると、この「水の流れ」に乗って移動します。
- キッチンペーパーまたはコーヒーフィルターを細長く切る
- 端から2cmくらいのところから水性カラーペンで塗る
- 塗った箇所がつからないように、プラスチックコップ内に水を入れる
- 端からどんどん色が上にあがっていき、いろいろな色が出てくる
塗った箇所には水につけないことがポイントです。
いろんなペンで色の違いを見てみると楽しいですよ。
他の子とかぶらない自由研究のコツ
他の子とかぶらない自由研究のコツは以下の通りです。
- 好きなことや興味があることをテーマに選ぶ
- 独自の視点を加える
- 結果は、写真や図・表など視覚的にわかりやすくまとめる
- 個人的な思いや感想をプラスする
これを意識するだけで、他の子と全く同じ自由研究になることはないでしょう。
例えば、独自の視点というのは気になったことは挑戦してみるのがおすすめです。
失敗したとしても、一緒にまとめて書くだけでオリジナルな自由研究となります。
また、率直な思いや感想も書くことで、より自由研究の深みが増します。
いちばん大事なのは、楽しんでやること!!
10分で終わる自由研究|小学生(3年、4年、5年、6年)まとめ
夏休みの自由研究は、毎年頭を悩ませますが10分で終わる自由研究は意外とあります。
最初は面倒だな…と思っても、チャレンジしていくと「もっとやってみよう!」となることも。
長いようであっという間に過ぎる夏休み。ぜひ自由研究のヒントとして活用してみてくださいね。
自由研究を通じて、親子で楽しい時間を過ごしましょう。
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