おもちゃを買わない子育て?千秋さんも推奨する育児とは
子供の成長のためにおもちゃは必須ですが、悩みごとも多いんですよね。
- どんなおもちゃを買ったらいいの?
- すぐに飽きて遊ばなくなるのはどうしたらいい?
- おもちゃが増えすぎて片付かないのに処分しようとすると大泣きする
こんな悩みを抱えている人におすすめなのが、タレントの千秋さんが推奨している「おもちゃを買わない子育て」です。
育児効果が高いことから気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、おもちゃを買わない子育ての効果や方法についてまとめます。
おもちゃを買わない子育てってなに?千秋さんが推奨
千秋さんが推奨している「おもちゃを買わない子育て」とは、誕生日やクリスマスなど時期を決めて計画的におもちゃを購入する子育て方法です。
「おもちゃを買わない子育て」で得られる主な効果は4つあります。
- 工夫する力がつく
- 我慢することを学べる
- 物を大切にする心が育つ
- 処分すべきおもちゃが減る
工夫する力がつく
「おもちゃを買わない子育て」では、工夫して遊ぶ知恵が身につきます。
例えばおままごとのときには、白いハンカチを折りたたんでサンドイッチにしたり、折り紙でおにぎりを作ったり、自由な発想で遊びを広げていきます。
成長すると工夫する力がさらに大きくなります。
- 段ボール工作でお家を作り、おままごとをする
- 新聞紙で衣装を作り、ヒーローごっこをする
- お裁縫道具を使いお人形さんの服を自分で作る
自分で工夫して遊ぶ力・作る力が育つことは、生きていく上で必ず大きな力になりますよ。
我慢することを学べる
子供に自我が芽生えてくると目に映るおもちゃすべてを欲しがる時期が来ます。
成長の一環ですが、子供は欲求のブレーキを掛けることができないので、親が上手に手助けしてあげることが必要です。
おもちゃを買わない子育てはこういった場面で子供に我慢を覚えさせられます。
「ダメなものはダメ」と親がきっぱりした態度を取りきちんと理由を伝えることで、子供もだんだん我慢できるようになりますよ。
物を大切にする心が育つ
時期を決めて購入することで、本当に欲しいおもちゃを厳選して買えるようになります。
「欲しい」という気持ちが一時的なものなのか、本心なのかをじっくり考えることができるからです。
本当に欲しいおもちゃには愛着が芽生えるので、物を大切にする心も育ちます。
おもちゃを買い与え過ぎて古いおもちゃがすぐに飽きてしまったり、物が多すぎて管理できなくなることを防げます。
処分すべきおもちゃが減る
おもちゃを処分するときの問題点は2つあります。
- 貰い手がいなくて捨てるのは心が痛い
- おもちゃが処分することを知ると子供が大泣きして大変
最近は本の付録や100均などから、簡単におもちゃを手に入れられるようになりました。
そのため知らず知らずのうちにおもちゃが増え、収納に困る問題が増えています。
要らなくなったおもちゃはおさがりとしてあげたり、フリマアプリで販売したりする方法もありますが、貰い手がいない場合にはゴミとして処分しなければなりません。
おもちゃを買わない子育てはおもちゃの廃棄を減らすことにも有効な手段となっています。
さらにもう一つの問題は、おもちゃの処分時の「おもちゃ捨てないでー」の大泣きトラブルです。
「大泣きされたからどうしても捨てられなかった」はよく聞く話です。
これもおもちゃ自体が少なければ処分することもほとんどないので、簡単に回避できるようになります。
「おもちゃを買わない子育て」は時期を決めて計画的に購入するので、おもちゃが増えすぎず子供にも良い効果があります。
子どもの成長をおもちゃに丸投げするのではなく、おもちゃとの関わり方も含めて親子で上手に学んでいきたいですね。
おもちゃを買わない子育ての方法とは
「おもちゃを買わない子育て」には4つの方法があります。
- 自然の中で遊ぶ
- 地区センターなどで遊ばせる
- 読書の時間を増やす
- おもちゃのレンタルを利用する
自然の中で遊ぶ
自然の中で遊べば、おもちゃはほとんど必要ありません。
外で走り回って花や虫と戯れたり、公園の遊具で元気に体を動かしたり、外での遊び方は無限大です。
また運動は体力の面だけでなく、脳にも良い影響を与えると言われています。
『脳を鍛えるには運動しかない!』の著者であるハーバード大学医学大学院准教授・ジョン・J・レイティも「運動は脳の成長を促す」と説明しています。
「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになりました」
引用:PRESIDENT Online 脳細胞が増える運動「3つの条件」
外遊びを取り入れることは子供の成長にとって、非常に重要なことなのですね。
地区センターなどで遊ばせる
地域にある地区センターなどで遊ばせるのも、おもちゃを買わない子育てにはピッタリです。
地区センターには安全性の高いおもちゃもたくさん用意されているので存分に遊びつくせます。
さらに地区センターにはたくさんのお友達や見守りの先生がいます。
こういった家族以外の人たちとつながりを持てることは、親子にとって大きなメリットです。
同じ地域に住んでいる人が多いので、幼馴染のお友達ができることもありますよ。
読書の時間を増やす
おもちゃで遊ぶのではなく、読書の時間を増やすのも一つの方法です。
読み聞かせにはたくさんのメリットがあり、子供の成長に大きく役立ちます。
- 親子の親密度が上がり自己肯定感がアップする
- 想像力を育て感情が豊かになる
- 集中力が高まり文章力の基礎が身につく
絵本は同じものを何度も読み聞かせてもよいですが、親の方が飽きてしまうことが多いです。
図書館を上手に利用したり、絵本の定期購読を利用すると、コスパが良いですよ。
おもちゃのレンタルを利用する
おもちゃを買わないでレンタルを利用する方法もあります。
おもちゃのレンタルを利用することで得られるメリットは次の3つです。
- 飽きた頃に返却するのでおもちゃが増えない
- 常に月齢に合ったおもちゃで遊べる
- 知育効果の高いおもちゃをプロが選んでくれる
おもちゃのレンタルなら定期的に決められた数のおもちゃしか届かないので、部屋が散らかることはありません。
また遊んだ後に返却するため、おもちゃを処分する手間もなく安心です。
おもちゃを買わない子育て│まとめ
「おもちゃを買わない子育て」についてまとめます。
- おもちゃを全く買わないのではなく時期を決めて計画的に購入する育児
- 工夫する力・我慢する力・物を大切にする心が育つ
- 外遊びや読書の時間が増えることで良い効果も大きくなる
「おもちゃを買わない子育て」は親子ともに多くのメリットがあります。
今までおもちゃに悩まされてきた人はぜひ取り入れてみてください。
とはいえ、おもちゃが全く要らないというわけではありません。
子供はおもちゃで遊ぶと脳が成長したり、指先が器用になったりするためです。
特に「おもちゃを買わない子育て」では、知育効果の高い厳選されたおもちゃで上手に子供の能力を引き出してあげる必要があります。
おもちゃ選びに不安な人はプロの力を借りることも一つの方法です。
大事な幼児期を親子でめいっぱい楽しんでくださいね。
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