- 妊娠中にヘアカラーをして後悔するって本当?
- 妊娠中のヘアカラーは胎児に影響がある?
- 妊娠中にヘアカラーをする際の注意点
妊娠中にヘアカラーをしてもいいのかな?と気になっている妊婦さんも多いですよね。
結論、妊娠中にヘアカラーしても直接胎児に影響はないと言われています。
本記事では、妊娠中にヘアカラーをして後悔する理由とヘアカラーをする際の注意点をまとめます。
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妊娠中にヘアカラーをして後悔する理由
妊娠中にヘアカラーをしたら後悔する理由は主に以下の4つです。
- 長時間同じ姿勢が辛い
- トイレに頻回行きたくなる
- カラー剤の匂いで気分が悪くなる
- 肌荒れなどの皮膚トラブルが起きやすい
長時間同じ姿勢が辛い
ヘアカラー中は長時間座ったままの姿勢が続くため、腰が痛くなったりお腹が張ったりします。
カラー剤を塗っているので下手に動くこともできませんし、横になることも難しいですよね。
何度もブリーチをかける必要のあるカラーだったり、カットやパーマも一緒にするとなると2〜3時間は座ったままでいなければなりません。
妊娠後期になってお腹が大きくなっていくほど、長時間座っているのが辛くなってくるでしょう。
トイレに頻回行きたくなる
妊娠中はホルモンの影響や大きくなった子宮が膀胱を圧迫することでトイレが近くなります。
ひどい人だと1時間おきにトイレに行きたくなる人も。
すぐにトイレに行ける状況なら良いですが、カラー剤を塗っている最中だとなかなかトイレに行きたいとは言い出しにくいですよね。
トイレへ行きたくなるかも…と心配しているとなおさらトイレが近くなってしまうかもしれません。
カラー剤の匂いで気分が悪くなる
カラー剤は匂いが強く、つわり中は特に気持ち悪くなったり不快感を感じることがあります。
ヘアカラーの最中に気持ちが悪くなっても途中でやめるわけにはいかないので苦痛に感じる人もいるでしょう。
つわりの時期を過ぎても妊娠中は匂いに敏感になっているので、妊娠前より匂いがキツく感じるかもしれません。
肌荒れなどの皮膚トラブルが起きやすい
妊娠中は肌が敏感になるため、肌荒れやアレルギーを引き起こすことがあります。
妊娠前は大丈夫だったヘアカラーも、妊娠中の肌の変化によってトラブルになる可能性もあるので注意しましょう。
特に市販のヘアカラー剤は染まりやすいように強力な薬剤を使用している物があり、肌荒れを起こしやすいとされています。
市販のヘアカラー剤の注意書きにも、妊娠中は使用を避けるよう記載されていることが多いので自分で染めるのは避けた方が良さそうですね。
妊娠中のヘアカラーは胎児に影響がある?
妊娠中にヘアカラーをしても胎児への影響はないといわれています。
海外での研究で、ヘアカラー剤やパーマ剤に含まれている化学物質を皮膚に塗っても赤ちゃんの奇形をもたらすことはないと報告されています。
産婦人科オンラインジャーナル
カラー剤は毒性のある成分が含まれているため皮膚から吸収されて胎児へ影響すると言う意見もありますが、実際に胎盤まで届く成分の量はかなり少なくなるようです。
たまにヘアカラーをする程度では、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどないと思って良さそうですね。
また、植物由来のヘナカラーやオーガニックカラーといわれるカラー剤を使用している美容室もあります。
もし赤ちゃんへの影響が気になる場合は、美容室に相談してみてもいいかもしれません。
妊娠中にヘアカラーをしておけばよかったと後悔した理由
反対に、妊娠中にヘアカラーをしておけばよかったと後悔した意見もあります。
- 産後の方が美容室に行けない
- お宮参りなど写真撮影で思うような髪型にできなかった
産後の方が美容室に行けない
産後は赤ちゃんのお世話に追われて中々美容院に行く時間が取れません。
産後1ヶ月はママも身体が回復していないため外出はできませんし、その後も赤ちゃんの預け先の問題や授乳の間隔が定まっていない等色々な問題が生じます。
自分1人であれば行きたいときに行けますが、赤ちゃんがいると予定通りにいかないこともしばしば。
産後数ヶ月は美容室へ行けないと思っておいた方が良いでしょう。
お宮参りなど写真撮影で思うような髪型にできなかった
妊娠中にヘアカラーを避けたことで、せっかくのお宮参りや記念撮影でママの髪型が思うようにならなかったと後悔する人もいます。
暗めで目立たない髪色なら良いのですが、明るい色だとさらにプリンや色ムラが目立ってしまい、手入れが行き届いていない印象に見えてしまいます。
いくら赤ちゃんがメインの場だとしても、写真はずっと残る物なので気になってしまいますよね。
妊娠中に染め直せばよかったと後悔することになるかもしれません。
妊娠中にヘアカラーをする際の注意点
妊娠中にヘアカラーをする際の注意点をまとめます。
- 妊娠中であることを必ず伝える
- 気になる場合は根本を1cm程度あけてヘアカラーする
- 長時間座った姿勢を避ける
- なるべく美容室で染める
- 臨月に入る前までにはヘアカラーを済ませておく
妊娠中であることを必ず伝える
美容室を予約する際には事前に妊婦であることを伝えておきましょう。
そうすることで美容室側も体調を気遣ってくれたり、なるべくトイレやシャンプー台から近い席に案内してくれたりと配慮してくれることもあります。
妊娠中は体調が万全でないことが多いので、何かあった時のためにもちゃんと伝えておいた方が安心ですね。
気になる場合は根本を1cm程度あけてヘアカラーする
肌荒れなどカラー剤の影響が気になる場合は、髪の根本から1cmほどあけて染めてもらうよう美容師さんに依頼しましょう。
根本から1cm程度あければ直接頭皮にカラー剤が付くことを防げるので、皮膚トラブルを避けることができます。
頭皮にカラー剤が付かないので、赤ちゃんにカラー剤の影響があるかも…という心配も軽減できそうですね。
ただし、根本から染めるわけではないので明るい色で染めてしまうとすぐに髪が伸びてしまい、プリン状態になる原因に。
根本からあけてヘアカラーをする場合は、髪が伸びてもヘアカラーの境目がわかりにくいような落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。
長時間座った姿勢を避ける
長時間座った姿勢でいると、腰やお腹に負担がかかります。
明るい色に染めようとすると何回もブリーチをする必要があるので、中々短時間では終われません。
暗めのブラウン系や落ち着いたアッシュ系のカラーであれば1度染めるだけで済みますよ。
なるべく短時間で済ませられるヘアカラーを選んだり、たまに席を立たせてもらうなどして長時間座ったままにならないようにしましょう。
なるべく美容室で染める
妊娠中は皮膚トラブルを避けるためにもなるべく美容室で染めた方が安心です。
市販のカラー剤で染めた方が手軽で時間もかからず染めることができますが、カラー剤の刺激で頭皮が荒れてしまったりアレルギーを起こしてしまうリスクがあります。
美容室で染める場合は美容師さんが頭皮の状態に合わせてカラー剤を調合してくれたり、刺激の少ないヘアカラーを提案してくれるので安心ですよ。
意外と妊娠中の皮膚はデリケートです。いつもは大丈夫だから…と安易に考えず、プロに任せましょう。
臨月に入る前までにはヘアカラーを済ませておく
遅くても臨月に入るまでにはヘアカラーを済ませておきましょう。
あまりお腹が大きくなるとお腹の張りや胎動で座ったり移動したりするのが辛くなってきます。
また、臨月に入るといつ陣痛がきたり破水してもおかしくありません。
陣痛や破水でヘアカラーを中断しなければならない!という状況になったらどうにもなりませんよね。
妊娠中は予想外のことが起きることも珍しくないので、なるべくトラブルが起きにくい時期に美容室へ行っておくのがおすすめです。
ただし、臨月でなくとも切迫早産と診断されている人もお腹が張ってしまう可能性があります。
切迫早産と診断された時点でヘアカラーは控えておきましょう。
妊娠中にヘアカラーをして後悔する理由まとめ
本記事では、妊娠中にヘアカラーをして後悔する理由をまとめました。
- 長時間同じ姿勢が辛い
- トイレに頻回行きたくなる
- カラー剤の匂いで気分が悪くなる
- 肌荒れなどの皮膚トラブルが起きやすい
ヘアカラーをすること自体は問題はありませんが、妊娠中は体の変化が激しいので妊娠前と同じように美容室で過ごすのは難しいかもしれません。
長時間同じ体勢をとらないようにしたり、トイレに行きたい時はすぐ行けるよう配慮をお願いしたりと無理をしないことが大切です。
自分の体調を見ながら、へアカラーのタイミングや美容室選びを考えましょう。
妊娠中はマイナートラブルに悩まされたり体の変化が大きくストレスも溜まりがちになります。
ヘアカラーをしてイメチェンすることで良いリフレッシュになるのであれば、たまには美容室へ行って息抜きできると良いですね。
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