タブレット学習・授業のデメリットは何?メリットだけじゃないんです
現代、急速に広がるタブレット学習・授業。
2019年に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」により小学校でも「タブレットの1人1台配布」が進められ、学校教育でもタブレット学習が取り入れられています。
しかし、親世代としてはタブレット学習のデメリットが気になるのが、本音ですよね。「家庭学習でもタブレット学習を取り入れるべき?」など悩まれている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、タブレット学習・授業のメリット、デメリット・注意点を徹底解説します。
\ 簡単にまとめ /
タブレット学習教材のデメリットは5つ
タブレット学習教材のデメリットは以下の5つです。
強制力が強くない
「強制力が強くない」という点がタブレット学習教材のデメリットです。
塾であれば決まった時間に通学&学習し、宿題なども対面でチェックされます。
しかしタブレット学習教材での授業は、勉強をしなくても誰に指摘されづらいです。つまり「自分のやる気」が非常に重要。
強制しないと勉強ができない子供にとって、タブレット教材での授業は難易度が高いでしょう。
ゲーム感覚で遊んでしまう
タブレットは感覚的に操作できるため、よくも悪くもゲーム感覚で遊んでしまいがちになります。
教材によっては、ごほうびゲームやミニゲームがついているなど、ゲームの要素が強いものもあり「勉強していると思ったらゲームで遊んでいた…」ということも。
タブレット学習でもゲーム要素が少ない方がよい場合は、シンプルな教材であるスマイルゼミなどがオススメです。
視力が悪くなりやすい
視力が悪くなりやすいという点もタブレット学習教材のデメリットです。
長時間の学習や暗い場所、悪い姿勢でのタブレット学習・授業は、視力低下に繋がる恐れがあります。視力低下を少しでも防ぐために、以下の点に気を付けましょう。
タブレット授業を推奨している文部科学省は以下のように注意喚起をしています。
- 休憩をこまめに挟む
(理想は15~20分に1回、長くとも30分に1回は20秒以上遠くを見る) - 明るい場所で学習する
- タブレットとの距離は30cm以上離す
- ブルーライト対策を行う
(参考)文部科学省による端末利用に当たっての児童生徒の健康への配慮等に関する啓発リーフレット
このような家庭での注意点とは別で、教材側でしっかり対策されているものもあります。
- ノートと同じサイズの大きなタブレット画面
- タブレット利用時間やアプリ(ゲーム)利用時間を設定できる
- ブルーライトカットシートを貼りつけできる(別売)
家庭での取り組みはもちろん大切ですが、タブレット教材側からも対策をとってくれていると安心ですね。
これからタブレット教材を選ぶ方は「スマイルゼミ」や「じゃんぷタッチ(チャレンジタッチ)」を選ぶのが無難
思考力が落ちる
タブレット学習の大きなデメリットとして「思考力が落ちる」ことも挙げられます。タブレット学習の良さでもある「自動採点」により、深く考えずに適当に回答して早く正解にたどり着こうとする子供がいるためです。
ヒントなどもあり、誰でもスムーズに問題を解ける工夫がされているため、使い方によっては思考力の低下につながってしまいます。
また、紙の学習に比べて記述式の問題が少ないため、考えをまとめたりアウトプットすることの練習を積みにくいのも難点です。
紙に書く習慣がなくなる
タブレット学習でも文字を書く問題はあるため、ひらがなや漢字を習得しやすいです。
しかしタブレット教材は「紙に何かを書く機会」は確実に減ります。
今でも学校のテストや受験などは紙の試験であるため、紙に書く習慣はある程度つけておきたいですよね。
実はこのデメリットを感じて、タブレット教材だけでなく、紙の教材を併用することでデメリットは解消している家庭は結構あります。
タブレット学習教材のメリットは5つ
タブレット学習教材のメリットは以下の5つです。
- 自発的に勉強するようになる
- 問題を何回でも繰り返しできる
- 教材が増えない
- 場所や時間を選ばない
- レッスン数が多い
自発的に勉強するようになる
タブレット学習はゲーム感覚で楽しめるため、取り組むハードルが低く自発的に勉強しやすいです。
紙での学習だと「勉強感」が出てしまってなかなか机に向かいたがらない子供も、タブレット学習ならすぐに勉強し始めます。
子供が良い意味で「遊び感覚」で、自発的かつ前向きに勉強してくれるのはとても良いですね。
問題を何回でも繰り返しできる
一回書いたらおしまいの紙での学習に比べて、タブレット学習の「問題を何度でも繰り返し解けること」は大きなメリットです。
間違った問題は一回きりにしないで何度も解き直すことによって定着させていきたいもの。反復って本当に記憶の定着に大切なんです。
同じ問題でも何回でも繰り返し解き直せるのは、タブレット学習ならではの良さですね。
教材が増えない
タブレット学習は紙と比較して教材が増えません。
例えば紙の通信教育教材だと毎月多くのワークやドリルが届きます。付録も含め、教材が毎月増えていくと、収納の問題に頭を抱える方も多いのではないでしょうか。
また子供達も「教材がいっぱいあるけど、どれから手を付けたら良いんだろう」と整理するのに一苦労することも。
その点タブレット学習は、新しい教材が配信されるため、自宅にモノが増えません。これまでの教材の記録も全てタブレットに入っているため、子供も学習しやすいんです。
学校のタブレット授業がもっと広がれば、重たい教科書や資料集を背負って通学することも減るので健康的にも良いでしょう。
場所や時間を選ばない
タブレット学習は「場所や時間を選ばず勉強できる」という大きなメリットがあります。
お出かけ先にもタブレットを持っていけば、待ち時間のスキマ時間を使って学習できます。
遊びや習い事など忙しい子供でも場所や時間を選ばずに使えることは、毎日の学習習慣を維持するのにとても大切です。
レッスン数が多い
子供向けの通信教育では、紙の教材に比べてタブレット教材のほうが問題数も多くより演習を積めることが多いです。
また、一度解いた問題を何回でも解き直せるため、総演習量は紙の教材より遥かに多くなります。
何度も反復し定着できるため、タブレット学習は基礎力の醸成に向いています。
何回も問題を解けるのはコスパの面でも優秀なため、お得が大好きな方ほどタブレット教材を好んで選んでいます。
タブレット学習教材の選び方は4つのポイントから
タブレット学習教材の良い選び方は以下の4つのポイントです。
- 教材のレベル
- 料金
- 専用のタブレットがあるかどうか
- 1回の学習時間
教材のレベル
子供のレベルにあった教材を選ぶことは大切です。
教材のレベルが高すぎても低すぎても、楽しんで勉強することができません。
そのため、教材を選ぶ際にはしっかりレベルを確認しましょう。
タブレット教材の多くは、無料で資料請求や体験をできるものが多いので、必ず資料請求をしておきましょう。
料金
通信教育教材を選ぶときは、料金比較が重要なポイントです。
学習は継続がとても大切。しっかり継続できる料金の教材を選びましょう。
各タブレット教材の料金は当サイトで詳しく紹介しているのでしっかりチェックしてくださいね。
専用のタブレットがあるかどうか
「タブレット学習をしていると思ったらゲームをしていた」ということは実はよくあります。
専用タブレットであれば、最初から勉強以外のアプリが入っておらず(ごほうびのゲームなどを覗く)安心です。
専用タブレットがある教材 | スマイルゼミ、じゃんぷタッチ、RISU算数など |
専用タブレットがない教材 | Z会、すらら、スタディサプリ、デキタスなど |
また、専用タブレットの方がブルーライト対策も施されていることも多く、視力の面でもよいでしょう。
専用タブレットでないならば、子供がまだ自制できない年齢の場合は教材以外のアプリを全て消去しておくことをオススメします。
1回の学習時間
無理なく学習習慣を継続するためにも、1回の学習時間が長すぎないものがオススメです。
1日15~20分程度であれば、子供の集中力も維持でき取り組めるでしょう。
それだけでは学習時間が足りないと思う場合は、タブレット学習以外に紙の教材を併用するなどすると効果的です。
また、1回の学習時間が短い方が、目のことを考えても安心ですね。
タブレット学習教材のメリット・デメリットまとめ
この記事では、タブレット学習教材のデメリットを中心にご紹介しました。簡単なまとめは以下のとおりです。
タブレット学習は、自動採点機能のおかげで子供1人で学習が完結する点は親としてもとても助かります。
しかしタブレット学習教材にはデメリットもあるので、資料請求や無料体験をして、本当に安心できる教材を選びましょう。
今後、小学校でもタブレット授業が増えることが見込まれる現代。タブレット教材に早いうちから慣れるためにも、スマイルゼミやチャレンジタッチを早くから始めてみましょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
お世話になりました
コメントありがとうございます〜